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COBOL言語のオブジェクト指向について理解しよう! | 基礎ガイド

COBOL(コボル)言語におけるオブジェクト指向とは

基礎-オブジェクト指向-イメージ1

オブジェクト指向とは?

オブジェクト指向というとJAVAやC++を思い浮かべる方が多いのですが、それらの言語を使用してプログラミングしたからといって、全てのプログラムがオブジェクト指向のプログラムになるわけではありません。

オブジェクト指向の考え方を理解していないと、オブジェクト指向もどきのわけのわからないプロググラムができ上がってしまいますので、ここではオブジェクト指向の概念を簡単にご説明しましょう。

オブジェクト指向を理解するために欠かせない概念として「クラス」と「継承」があります。クラスとは、属性(データ)と機能(メソッド)の塊りです。継承とは、親クラスの属性と機能を、子クラスに引継ぐことです。

例えば、犬というクラスは、「名前」、「年齢」という属性があり、「食べる」、「吠える」、「走る」、「名前を呼ばれると尻尾を振る」という機能があるとします。犬というクラスを継承した子クラスの災害救助犬というクラスは、親クラスである犬クラスが持っている属性と機能に加えて、「埋もれている人間を探す」という機能が加わります。

そして、災害救助犬クラスと、災害救助犬クラスに指示を出す災害救助員クラスは、災害救助という大きな機能を実現するためのパーツになります。

オブジェクトとは、クラスを定義し、クラスを生成することによって、プログラムで使用可能にされた状態のものを指し、1つのクラスから、いくつものオブジェクトを生成することができます。

先ほどの例で考えると、災害救助員オブジェクトと災害救助犬オブジェクトの1ペアだけでは災害救助の実現には数が足りませんので、災害救助員クラスと災害救助犬クラスを必要なペア数だけオブジェクトとして生成する必要があります。

このようにオブジェクトを組み合わせて、大きな機能を実現することをオブジェクト指向と言います。

オブジェクト指向で覚えておくべき用語

基礎-オブジェクト指向-イメージ2
オブジェクト指向のプログラミングでは、手続き型言語である従来のCOBOL言語でのプログラミングにはなかった用語と概念が登場しますので、覚えておきたい用語と概念をご紹介します。

■クラス
クラスは、属性(データ)と機能(メソッド)の塊りで、オブジェクト指向の基礎となります。クラスを生成することにより、実行メモリ上にオブジェクトが展開されます。

■オブジェクト
オブジェクトとは、クラスを生成し実行メモリ上に展開されたものです。1つのクラスから、複数のオブジェクトを生成することができます。

■メソッド
メソッドとは、クラスに含まれる1連の手続きで構成された機能です。

■プロパティ
プロパティとはオブジェクトの状態を表すもので属性とも呼ばれます。プロパティの実態は、クラスに含まれるデータです。

■カプセル化
カプセル化とは、クラスが生成されオブジェクトとなったときに、オブジェクト内の属性と機能をクラス内でのみ使用するか(非公開)、クラス外からも使用できるか(公開)を切り分ける機能です。

■コンストラクタ
コンストラクタとは、クラスを生成するときに実行される特別なメソッドです。通常はクラスの初期化に使用します。

■継承
継承とは、すでにあるクラスの属性と機能を引き継いで、新たに属性や機能を追加したクラスを作る機能です。

COBOL言語でのオブジェクト指向の考え方

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COBOL言語でのオブジェクト指向プログラミングの考え方も、他の言語でのプログラミングと基本的には変わりません。大きな機能を実現するための小さな機能群を考え、小さな機能群をクラス化します。

そして、プログラムの中でクラスからオブジェクトを生成し、オブジェクトを操作することで、大きな機能を実現するのです。

手続き型言語としてのCOBOLに慣れ親しんだ方には、クラス化という考え方に違和感を覚える方もいるでしょう。そうした方は、データとデータを操作する手続きをまとめたものがクラスであると考えてください。

例えば、商品というクラスを考えると、「商品名」、「商品コード」、「仕入れ価格」、「販売価格」といった属性データがあり、属性データは入れ物が存在するだけでは意味がないので、属性データに内容を設定する手続きや、属性データの内容を取り出す手続きが必要になるはずです。

COBOL言語のオブジェクト指向の確認問題

問)
オブジェクト指向プログラミングの基礎となる「クラス」とはどのようなものか。

答え)
属性(データ)と機能(メソッド)の塊り。

COBOL言語の従来のプログラミング技法である構造化プログラミングと同様に、オブジェクト指向プログラミングにおいても、シンプルイズベストという考え方は変わりません。凝った複雑なクラス化は必要ないだけではなく、バグの温床となります。

むやみに継承に継承を重ねたクラス化をする前に、本当に必要な基本機能を持つクラスがどのようなもので、継承して作るクラスには何が必要なのかをよく検討してください。

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