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COBOL言語の「INVALID句」でVALIDATE文の指定をしよう!|用語辞典

COBOL(コボル)言語の予約語INVALID句を使った命令文の書き方とは

辞典・辞書-INVALID-イメージ

COBOL(コボル)言語のINVALID句とは?

INVALID句はVALIDATE文によるデータの妥当性検査のうち、関係妥当性の検査において不当になる条件を指定するときに使用します。

データ項目は必ず正しい値が入力されているとは限りません。そのため、入力した値が規定値を超えていないか、正しい範囲内で入力されているか、などを条件式で判定する処理はよく使用されます。

書き方:

INVALID WHEN 条件1

INVALID句は、INVALID WHENの後に条件式を記述します。検査の結果が真であれば関係妥当性違反になります。

辞典・辞書-INVALID-書き方

この例では、"INVALID WHEN"でデータ項目の値が50未満の場合は内容を不当とみなすことを意味しています。

VALIDATE文によるデータの妥当性検査機能は、INVALID句以外にも以下の語句があります。

ALLOW句・・・全ての検査に優先して許容される値を指定します。

CLASS句・・・字類の内容妥当性検査を行います。

DEFAULT句・・・VALIDATE文の実行によりデータが不当と判断された場合に明示した代用値を指定します。

DESTINATION句・・・VALIDATE文実行時のデータの転記先を指定します。

ERROR句・・・妥当性検査の結果を自動的にフラグ項目に設定することを指示します。

INVALID句のCOBOL(コボル)言語における基本事項やルールについて

  1. INVALID WHEN 条件式1の間の空白や改行は、自由に設定できます。
  2. INVALID句はVALIDATE文によるデータの妥当性検査の「形式妥当性検査」「入力分配」「内容妥当性検査」「関係妥当性検査」「誤り指摘」の内、関係妥当性検査により、データ項目の値を指定した条件式1で検査します。INVALID句はVALIDATE文の実行中において、関係妥当性の検証段階のみで有効になります。
  3. INVALID WHEN 条件式1では、IF~THEN文における条件式と同様の条件式を記述することができます。
  4. 指定した条件式の結果が真の場合に、INVALID句が有効となります。
  5. 条件1が真のときは、この項目に関連する内部標識は関係が不当である状態が設定されます。例えば、「データ項目A INVALID WHEN データ項目B > 50」という条件の場合、データ項目Bが50を超えている場合は、データ項目Aの内容が不当であるとみなされます。

    以下の場合、「IN-DATA-B > 50」が真ならIN-DATA-Aは不当とみなされます。
    辞典・辞書-INVALID-不当例
  6. 条件1が偽のときは、INVALID句は効力を持ちません。

COBOL(コボル)言語のINVALID句を扱う上での注意点

  1. INVALID句は、VALIDATE文の実行中以外は無視されます。
  2. 記述項の左辺の字類は、指標、オブジェクト、ポインタであってはいけません。

INVALID句を使ったCOBOL(コボル)プログラムの活用法

INVALID句による関係妥当性検査は、IF~THEN文を指定して検査する方法が一般的で、INVALID句でVALIDATE文の指定をした検査は、使用頻度は少ないと言えます。

しかし、VALIDATE文を使用すれば、さまざまなデータの妥当性検査を行うことができます。

以下にINVALID句とVALIDATE文を指定してデータの検査を行い、関係妥当性を検査する簡単なサンプルを紹介します。

(プログラムの詳細な処理内容については、ここでは省略します)

   
  1. IDENTIFICATION DIVISION.
  2. PROGRAM-ID. INVALID_SAMPLE.
  3. ENVIRONMENT DIVISION.
  4. CONFIGURATION SECTION.
  5.  
  6. DATA DIVISION.
  7. WORKING-STORAGE SECTION.
  8.  
  9. *----------------------------------------------------
  10. * VALIDATE文で検査を行う場合は、各検査項目に対して検証する語句を指定する
  11. *----------------------------------------------------
  12.  
  13. 01 INPUT-RECORD.
  14. 03 IN-DATA-A PIC X(2).
  15. 03 IN-DATA-B PIX X(2)
  16. INVALID WHEN IN-DATA-A < 50
  17. AND IN-DATA-A > IN-DATA-B.
  18. ・・・処理・・・
  19.  
  20. PROCEDURE DIVISION.
  21.  
  22. ・・・手続き処理・・
  23.  
  24. *----------------------------------------------------
  25. * ACCEPT文でデータをそれぞれ入力する
  26. *----------------------------------------------------
  27. DISPLAY "データAを入力してください。>> " WITH NO ADVANCING.
  28. ACCEPT IN-DATA-A FROM CONSOLE.
  29.  
  30. DISPLAY "データBを入力してください。>> " WITH NO ADVANCING.
  31. ACCEPT IN-DATA-B FROM CONSOLE.
  32.  
  33. *----------------------------------------------------
  34. * VALIDATE文の実行
  35. *----------------------------------------------------
  36. VALIDATE INPUT-RECORD
  37.  
  38.  
  39. END PROGRAM INVALID_SAMPLE.

VALIDATE文では前述した各検査項目「形式妥当性検査」「入力分配」「内容妥当性検査」「関係妥当性検査」「誤り指摘」に対して指定した語句の検証が行われます。

サンプルでは、入力したデータIN-DATA-A、IN-DATA-Bの関係妥当性の検査(IN-DATA-Aより50のほうが大きく、IN-DATA-BよりIN-DATA-Aのほうが大きい場合)を行い、その条件が真の場合は内容が不当であるとみなされます。

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