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COBOL言語の「BLANK WHEN ZERO句」の使用方法を解説します|用語辞典

COBOL(コボル)言語の「BLANK WHEN ZERO句」を使ったデータ定義とは

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-イメージ

COBOL(コボル)言語の「BLANK WHEN ZERO句」の意味について

COBOL(コボル)言語の「BLANK WHEN ZERO句」は、データ項目の使用方法(表現形式)を表します。

「BLANK WHEN ZERO句」を使用すると、その項目の値がゼロのときに、空白にすることができるようになります。

「BLANK WHEN ZERO句」の形式

「BLANK WHEN ZERO句」は、データ項目の表現形式を定義します。

■書式

 レベル番号 データ項目名 PIC データ形式 BLANK WHEN ZERO.

■構文規則

  1. <レベル番号><データ項目名><データ形式>の後ろに、<BLANK WHEN ZERO>と記述します。
  2. <データ形式>の後ろに<BLANK WHEN ZERO>と記述することで、その項目の値がゼロのとき、空白にすることができるようになります。
  3. 「BLANK WHEN ZERO句」は、数字項目、数字編集項目にだけ記述することができます。
  4. 符号付きの数字項目に、「BLANK WHEN ZERO句」を使用することができません。
  5. 集団項目に対しても、「BLANK WHEN ZERO句」を使用できません。
  6. WHENを省略して、「BLANK ZERO」と記述することもできます。このとき、「BLANK WHEN ZERO」と意味は同じです。

■使用例1

ここで、データ項目に「BLANK WHEN ZERO句」を定義したプログラム例(BLK001)をご紹介します。

通常のデータ転記プログラム

以下のプログラム(BLK001)は、通常のデータ項目(SUUJI1)と「BLANK WHEN ZERO句」を指定したデータ項目(SUUJI2)に整数値の「1234」を転記し、結果をコンソールに表示するプログラムです。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-使用例1

■実行結果1

上記のプログラムを実行した結果、以下のようになりました。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-実行結果1

「SUUJI1」 「SUUJI2」の値がともに「01234」と表示されます。

転記した値がゼロで無いため、「BLANK WHEN ZERO句」を指定した「SUUJI2」であっても空白にならずに「01234」と表示されます。

■使用例2

 上記サンプルプログラム「BLK001」の「MOVE」の部分を、以下のように修正(12行目の1234をZEROに修正)したサンプルプログラム「BLK002」を作成し、実行してみます。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-使用例2

■実行結果2

実行した結果、以下のようになりました。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-実行結果2

 ゼロを転記したため、通常のデータ項目「SUUJI1」は「00000」と表示されましたが、「BLANK WHEN ZERO句」を指定した「SUUJI2」は空白となりました。

このように、「BLANK WHEN ZERO句」を指定することで、表示の仕方が変わってきます。

「BLANK WHEN ZERO句」のCOBOL(コボル)言語における基本事項やルールについて

■基本事項1

「BLANK WHEN ZERO句」を書くと,その項目の値がゼロのとき,その項目が空白となります。

■基本事項2

 ¥形式(通貨編集用形式)の指定の場合、「BLANK WHEN ZERO句」を使用することができません。

■基本事項3

 数字項目に対して「BLANK WHEN ZERO句」を書くと,その項目の項類は,数字編集項目とみなされるようになります。

「BLANK WHEN ZERO句」のCOBOL(コボル)言語における注意事項

◆注意1

「BLANK WHEN ZERO句」は、本来数字項目であるものを空白にしてしまうことから、システム開発現場では使用することを避けられる傾向にあります。使用する際は、システム開発現場のコーディング規約等に反していないか確認をしてから使用するようにしましょう。

◆注意2

COBOLのバージョンや開発環境のメーカー仕様によって、「BLANK WHEN ZERO句」は異なる動作をする可能性があります。

◆注意3

「BLANK WHEN ZERO句」は、基本的に「項目の値を表示する」ために使用されます。それ以外の用途での使用は避けましょう。

「BLANK WHEN ZERO句」を使ったCOBOL(コボル)プログラムの活用方法

以下のサンプルプログラム(BLK003)は、「ACCEPT文」を使ってキーボードから数字を入力してもらい、入力された数字に「1」を加算して表示するプログラムです。

入力された数字がゼロの場合は、空白を表示して計算をせずに無効となるよう処理してみます。

プログラムの中で「IF文」を使って、入力された数字(IN-SUUJI)がゼロかどうかの確認をするようにしています。

入力された数字(IN-SUUJI)がゼロのときには、空白表示するために「BLANK WHEN ZERO句」を指定した「OUT-SUUJI1」に入力された数字を転記して表示するようにします。

入力された数字(IN-SUUJI)がゼロではないときに、数字を正しく表示するために、「BLANK WHEN ZERO句」を指定していない「OUT-SUUJI2」に入力された数字を転記して表示します。

   
  1. IDENTIFICATION DIVISION.
  2. PROGRAM-ID. BLK003.
  3. DATA DIVISION.
  4. *
  5. WORKING-STORAGE SECTION.
  6. *データ定義
  7. 01 IN-SUUJI PIC 9(5).
  8. 01 OUT-SUUJI1 PIC 9(5) BLANK WHEN ZERO.
  9. 01 OUT-SUUJI2 PIC 9(5).
  10. *
  11. PROCEDURE DIVISION.
  12. *
  13. DISPLAY '1以上の数字を入力してENTERを押してください。'.
  14. *
  15. ACCEPT IN-SUUJI.
  16. *
  17. IF IN-SUUJI = ZERO
  18. THEN
  19. MOVE IN-SUUJI TO OUT-SUUJI1
  20. DISPLAY '入力されたのは 'OUT-SUUJI1'です。'
  21. DISPLAY 'ZEROは無効です。'
  22. ELSE
  23. MOVE IN-SUUJI TO OUT-SUUJI2
  24. DISPLAY '入力されたのは 'OUT-SUUJI2'です。'
  25. *
  26. ADD 1 TO OUT-SUUJI2
  27. DISPLAY '結果は 'OUT-SUUJI2'です。'
  28. END-IF.
  29. *
  30. STOP RUN.

■実行結果1

ゼロを入力した場合、空白が表示され、「ZEROは無効です。」の文言が表示されます。計算は行われずに終了します。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-実行結果1

■実行結果2

「2」を入力した場合、入力した値を表示した後、「2」に「1」を加算した「3」が表示され正常に計算が行われます。

辞典・辞書-BLANK WHEN ZERO-実行結果2

「BLANK WHEN ZERO句」は、このように「IF文」と組み合わせて使用することで、データの値がゼロになることはエラーであることを示すことができます。

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