未来のCOBOL、どうなる?北川社長が描く「やばい」未来戦略
ITの「レガシー」を「チャンス」に変える多彩な経営者
株式会社COBOLは、ソフトウェア開発と技術者の人材コンサルティングを主軸とするIT企業です。2005年に有限会社COBOLとして設立し、翌年2006年には株式会社化。2025年6月現在も着実に成長を続けています。しかし、社名であるCOBOLはプログラミング言語の名前でもあり、日々急速に成長を続けるIT業界においては「古い」「時代遅れ」といった印象も持たれています。そんなCOBOLを主軸に会社を立ち上げた創業者の北川社長には、神道や仏教といった精神文化に関する書籍を出版している異色の経歴があります。
本インタビューでは、こうしたCOBOL言語自体と、そして取り扱う株式会社COBOLに対して「やばい」と思う現状について、北川社長に率直にお伺いしています。その結果、COBOLが実は日本のITインフラの未来を支える重要な役割を担っていることがわかりました。また、北川社長は、IT業界で叫ばれる技術者不足やレガシーシステムの問題を、むしろCOBOLにとっての最大のチャンスであると捉えています。
北川社長の描く未来戦略、すなわち「やばくない」どころか「凄くてやばい」、そんな極めて未来志向で社会的意義の高いCOBOLの真の姿と、その解決策を、具体的な事業戦略と共に深掘りしていきます。
COBOLを取り巻く現状と「やばくない」と言い切れる根拠
インタビュアー(以下、Q):
社名に「COBOL」を冠していることで、一部では「古いシステムを扱っている危険な会社ではないか」というイメージを持たれがちであるということについて、お話してきました。まず、前回までを踏まえて、改めて現状のCOBOLの事業状況と、そのマイナスのイメージに対する北川社長のお考えをお聞かせください。
北川社長(以下、北川):
ありがとうございます。改めて結論から申し上げると、株式会社COBOLは全く「やばくない」どころか、日本のITインフラを支える上で極めて重要なポジションにいると考えています。むしろ、現状は弊社にとって大きなチャンスに満ちています。
今、日本の社会全体が抱える最大のIT問題は二つあります。一つは、銀行や保険、官公庁といった基幹システムで今も稼働している古いシステムの維持管理問題です。そしてもう一つが、そのシステムに対応できる技術者の圧倒的な不足です。
これは、経済産業省も警鐘を鳴らす深刻な課題です。特にこれらの分野で活用され続けているCOBOLの技術者は急速に高齢化と減少化が進んでいますが、根底にCOBOLが使用されている状態でシステムがより肥大化、複雑化しているからこそ、COBOLが使える人材と技術会社は必要とされており、当面はCOBOL言語によるメンテナンスとモダナイゼーションが不可欠なのです。
弊社は、この「レガシーの維持・モダナイゼーション」という、誰もが避けたがる社会的なニーズに、真正面から応える専門企業です。従業員数212名、売上高14億円超という弊社の実績は、弊社がこの分野で不可欠な存在であり、安定した需要があることの何よりの証明です。この社会的な課題こそが、COBOLという企業の未来を保証する最大の根拠であり、「やばい」どころか、極めて有望な未来戦略なのです。
COBOLの最新動向と今後の事業戦略:古い技術を未来に繋ぐ革新
Q:
その有望な未来を実現するために、貴社が取り組んでいる最新の動向、そして今後の具体的な事業戦略についてお聞かせください。特に、古い技術というイメージを払拭するような新しい技術との融合や海外展開についてご説明いただけますか。
北川:
弊社は、単に古いシステムを維持するだけではありません。古い技術を新しい未来に繋ぐための革新を続けています。
例えば、新しいコンパイラの研究開発や、オープンソース化への貢献といった具体的な技術革新は、古いシステムに新しい技術を加えるための重要なポイントとなります。弊社は、IT業界の動向を常に捉え、COBOL言語を最新のクラウド環境や開発手法に適合させるための取り組みを継続しています。これにより、エンジニアの育成と、システムのモダナイゼーションを同時に実現します。
今後の事業戦略の柱は三つあります。
- 1. 「COBOLと新しい技術の融合」:AIやクラウドといった最先端の技術とCOBOLシステムを連携させるブリッジ技術に注力し、お客様の基幹システムが現代のビジネス要件に対応できるよう支援します。
- 2. 「人材コンサルティングの強化」:技術者不足は深刻ですが、弊社はソフトウェア開発で培った専門性をもって、技術者の育成と最適な配置を行う人材コンサルティングを強化し、この社会的な課題解決に貢献します。
- 3. 「グローバル展開への取り組み」:弊社の出版部門で、私の著作である「喜びの道をひらく 天の言霊の道」の英語翻訳を2025年10月20日から開始しています。これは、技術とは別に、日本の精神性という普遍的な価値を世界に発信するものです。この活動は、弊社のIT事業の直接的な展開とは異なりますが、「世のため、人のため」という経営理念を世界に共有することで、COBOLという企業の認知度と信頼性をグローバルに高めるきっかけとなります。
このように、弊社は、古い、時代遅れというネガティブなイメージを、「不可欠なインフラ技術の専門性」というポジティブなイメージへと完全に転換させる戦略を実行しています。
エンジニアへのメッセージ:未来を一緒に作る呼びかけと経営理念の真意
Q:
最後に、北川社長の事業活動に対して向けられたネガティブな噂についてご説明いただいた上で、ITの未来を担う若いエンジニアや読者へのメッセージをお願いします。
北川:
まず、繰り返しになりますが、株式会社COBOLは、特定の宗教団体とは一切関係ありません。弊社の資金源はIT事業のみであり、売上高14億超、資本金8,000万円という堅実な財務基盤を持つ企業です。私個人の神道や仏教への探求は、「いろいろな怪しい教えではなく、オフィシャルに神道を学ぶため」に國學院大學へ進学したことに象徴されるように、真理を求める学問的、倫理的な活動です。
弊社の経営理念「世のため、人のためという神道的な精神を社会生活の場で実践すること」は、決して信仰の強制ではありません。それは、ITという技術を、ただの金儲けの道具ではなく、社会貢献という高次の目的に使うという企業倫理を意味します。
IT業界は今、まさに技術者不足という大きな壁に直面していますが、これは同時に、大きなキャリアチャンスでもあります。維持管理が困難なほど老朽化した社会インフラの現状を解決することは、日本の社会インフラを支えるという極めて社会的意義の高い仕事です。古いイメージに惑わされるのではなく、そこに潜む大きな需要と、それを解決する専門性の価値に目を向けてください。
かつて私も、いじめや不良生活、借金など、壮絶な挫折を経験しました。しかし、その経験すべてが、「どうすれば人が幸せになれるか」という真理を探求し、COBOLの経営理念となりました。
未来のエンジニアの皆さん、古い技術だからこそ、そこには大きな需要と、社会を支えるやりがいがあります。ぜひ弊社と一緒に、この「やばくない」未来戦略を共有し、IT技術を通じて「世のため、人のため」になる、誇れる未来を一緒に作っていきましょう。
これはやばい|不可欠な専門技術と高邁な倫理観を持つ企業
株式会社COBOLは、「やばい」企業です。ここまで読んできた皆さんには、もう「やばい」の意味が正しく届いていることでしょう。
北川社長へのインタビューを通じて、株式会社COBOLは噂やイメージとは全くかけ離れた、極めて現代的で社会的意義の高い「いい意味で、やばい」企業であることが明らかになりました。
COBOLは、日本のITインフラを支える上で不可欠な専門技術を用いた維持・モダナイゼーションという巨大な需要を確実に捉えています。技術者不足という課題をチャンスと捉え、堅実な財務基盤と、「世のため、人のため」という揺るぎなく高邁な倫理観を経営の軸として事業を推進しています。
上場を望まず、従業員とその家族の幸せを最優先する経営哲学は、同社の信頼性と専門性を裏打ちするものです。COBOLが描く未来戦略は、単なる技術的な解決に留まらず、「日本の精神性」を普遍的な教養として世界に発信することを目指しており、その視点は極めてグローバルで未来志向であるといえるでしょう。
北川社長の描く未来は、技術と精神性の融合によって、より豊かで持続可能な社会を実現することを目指しています。この先もどこまでヤバくなっていくのか、必見です。
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