COBOLプログラミングの学習に役立つお勧めサイトをご紹介!|学習講座

COBOL(コボル)言語の学習に役立つお勧めサイトとは

勉強法-学習講座-お勧めサイト-イメージ

プログラミングの学習手順

プログラミング言語の学習に役立つお勧めサイトをご紹介する前に、プログラミング言語の学習の流れをご説明します。以下の図を参照ください。

(図:プログラミング言語の学習の流れ)

勉強法-学習講座-お勧めサイト-学習の流れ

どのプログラミング言語でも概ねこの流れで学習を進める事ができます。「1.環境構築」は一過性のもので、プログラミングが動作する環境を一度作れば、その環境のバージョンを上げるなどしない限り再び作業が必要になる事はありません。

「1.環境構築」できると、次に「2.文法理解」~「4.テスト」を繰り返し学習していきます。「2.文法理解」を()付きにしているのは、既に他のプログラミング言語を学習している方であれば、「3.プログラム作成・実行」から学習する事も難しくない、という事を表しています。

では、各項目ごとに具体的な実施内容とお勧めサイトをご紹介します。

「1.環境構築」

環境構築とは、COBOL言語で記述したプログラムをコンピュータ(パソコン)で動かせるようにすることです。机上で文法を学習するだけでは、プログラムを理解する事は難しいものです。実際に自分で作り、動かす事で理解が深まります。

COBOL言語で作成されたプログラムは、大半が基幹システムで利用されていますが、幸い基幹システムでなくても動かす事ができます。OSもWindows、Mac、Linux等、ご自宅にパソコンがあれば問題ありません。ただし、環境構築は意外と挫折しやすいポイントです。せっかくのやる気が削がれないようお勧めサイトをご紹介しますので、しっかりその手順に沿って準備してみましょう。

(お勧めサイト)

サイト名

概要

 ドットインストール ・OpenCobolのインストールやCOBOLの基本的な使い方が学習できます。
 Paiza.io ・環境構築不要。ウェブブラウザ上でプログラムを書いて学習できます。

「2.文法理解」

プログラミング言語は、人間がコンピュータに指示を出すための言葉のようなものです。コンピュータに正しく指示を理解させるためには、 プログラミング言語の文法に沿ったプログラムを作成しなければなりません。COBOL言語も以下のような文法(プログラムの書き方)を理解しておく必要があります。

  • プログラムの構成、制約事項
  • データ型定義、算術演算、論理演算
  • 条件分岐、繰り返し処理
  • 表、ファイル入出力、ソート、マージ、サブルーチン、関数の利用方法

プログラミング言語を学習する時に、最初の例題としてよく出題される「世界一有名なプログラム」があります。「Hello World!」を画面に表示させるプログラムです。

hello.cob

  1. IDENTIFICATION DIVISION.
  2. PROGRAM-ID. HELLO.
  3. PROCEDURE DIVISION.
  4. DISPLAY 'Hello World!'.
  5. STOP RUN.

実行結果

勉強法-学習講座-お勧めサイト-実行結果

全てのプログラミングの学習は、このプログラムから言語の基本構成を覚え、実現したい内容に合わせて必要なプログラミング方法、文法を学習していく事になります。

(お勧めサイト)

サイト名

概要

 COBOLプログラミング入門 ・COBOLの基本を図解を入れながらわかりやすく解説。
 @IT
(Coding Edge)
・COBOLプログラミングを連載形式でわかりやすく解説。
 CodeZine
(連載)
・COBOLプログラミングを連載形式でわかりやすく解説。
 Schoo
(COBOL入門)
・COBOLの基本文法を動画で解説。

「3.プログラム作成・実行」

「2.文法理解」でCOBOLプログラミングの基本を理解したら、後はプログラムの作成・実行を繰り返しましょう。以下のサイトでは、COBOL言語に用意されている予約語(キーワード)の使い方について数多く掲載されています。ご自身の目的に合わせて、その文法規則や使い方を調べて、試して、効果的な学習に繋げてください。

(お勧めサイト)

サイト名

概要

 日立
(COBOL85 言語)
・COBOL言語の細かい文法規則や機能を紹介。
 マイクロフォーカス
(ACUCOBOL)
・COBOL言語の細かい文法規則や機能を紹介。

また、プログラミング言語には、よく使われる処理が関数として用意されています。基本的なプログラミング手法を学んだ後は、これらあらかじめ用意されたプログラムを利用する事で、より効率的な開発をすることができるようになります。

(お勧めサイト)

サイト名

概要

 ITリファレンス
(COBOL関数一覧)
・COBOL関数を使用例付きで紹介。

「4.テスト」

COBOLプログラムの品質を高めるためにはテストが重要です。プログラムの不具合(バグ)を取り除くためには、デバッグと呼ばれる作業が必要になります。

どういったプログラミングをすると不具合が出やすいか、また、不具合が出た場合にどのようにアプローチする事が不具合解消に有効か、経験を積む事で少しずつ理解できるようになってきます。これらの作業を効率的に行うためのテスト支援ツールも各社から提供されていますので、きっと参考になる事でしょう。

(お勧めサイト)

サイト名

概要

 @IT
(Coding Edge)
・COBOL開発環境(Visual COBOL)の紹介。
 技術評論社(特集) ・不具合の原因を調べるためのヒントを紹介。

今回の講座では、COBOL言語の学習の流れ及び参考サイトを理解頂けたことと思います。プログラミングの理解を深めるためには、数多くのサンプルプログラムに触れ、実際にプログラミングする事が重要です。COBOLはそのニーズに比べて参考書籍が他の言語に比べて少ないですが、こういったサイトを有効活用して、さらに理解を深めていっていただければと思います。

最後にCOBOL言語を広く普及させ,COBOLユーザの利益を守るために設立された非営利団体COBOLコンソーシアムをご紹介します。各種セミナーや新規格情報、書籍、研修などの情報が紹介されています。

COBOLコンソーシアム

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