【COBOL勉強法】COBOLを自宅で学習するためのヒント|学習講座
COBOL(コボル)言語の自宅学習とは
COBOL言語のプログラミング環境は自宅でも作れる
プログラミング言語を学習する際にまず考える事は、作ったプログラムを動かすための環境を自分で作れるかどうかではないでしょうか。習うより慣れろと言われるように、実際に自分でプログラムを書き、動作を目で確かめる事は、プログラムの書き方や理解を深めるためには最も有効な手段ではないかと思います。
COBOL言語で書かれたプログラムは、大半がメインフレームで開発されているため、自宅でプログラムを動作させる環境は作れないと思われている方もいらっしゃるかもわかりませんが、実はそんな事はありません。パソコンがあれば自宅でもCOBOL言語で書かれたプログラムを動かす環境が作れますので、その方法をいくつかご紹介します。
パソコンにコンパイラを導入する方法
コンパイラというのは、COBOL言語で書かれたプログラムをコンピュータが理解できるように変換する事を言います。このコンピュータにあたるものが自宅で使われているWindowsやMacOSになります。
例えば、WindowsやMacOS上で動作する代表的なコンパイラにGnuCOBOL(OpenCOBOL)があります。このコンパイラはCOBOLプログラムをC言語のプログラムに変換しGCCでコンパイルするという機能を持っています。このコンパイラをパソコンにインストールする事でCOBOL言語で書かれたプログラムを自宅でも動かすという事ができるようになります。
Cloudサービスを利用する方法
コンパイラを導入しなくても、Cloudサービスを利用してプログラムの動作を確認するという方法もあります。この方法であれば、ブラウザ上でプログラムを書いて、その場で実行・確認できるため、コンパイラを導入するよりも手軽に即プログラミングを試す事ができます。
Cloudサービスの例としては、paiza.ioというものがあります。プログラミング環境の構築は意外と挫折しやすいポイントですので、コンパイラの導入経験がない方はまずこのようなサービスを利用してみるのもいいでしょう。
COBOL環境が作られているパソコンにリモートアクセスする方法
最近はテレワークなど、在宅で開発業務をする事も珍しくありません。そのような方がどのように開発業務を行っているかというと、例えば自宅のパソコンと会社のパソコンをリモートアクセスで接続し、あたかも会社のパソコンを使っているかのような状況を作り出しています。
このような方法が取れると、例えば自宅にCOBOL言語が動作する環境を作らなくても、既にその環境が構築されているパソコンを利用する訳ですから手軽にプログラミングの学習を始められますし、場合によっては実際の業務で使用しているメインフレームを使った学習を進める事も可能になります。
インターネットは自宅学習に役立つ情報の宝庫
COBOL言語は古いプログラミング言語ではありますが、インターネット上には学習を進めるための情報が数多く掲載されています。先にご紹介したプログラミング環境を自宅で構築するための手順であったり、プログラミング言語の書き方にあたる文法についての説明や使用例が掲載されている事もあります。
ご自身の学習の目的に合わせて、例えば「環境構築」「文法理解、使用例」「予約語(キーワード)、関数一覧」ごとに参考になりそうなサイトをカテゴライズしてまとめておけば学習を効率的に進める事ができるためオススメです。
学習に役立つ参考書も数多く出版
最後は一般的な学習方法にあたる参考書を利用する方法です。COBOL言語は本屋の実店舗ではなかなか参考書が見つからない事もあると思いますが、今でも多くの書籍が出版されています。
書籍にはプログラミング言語の初学者向けに書かれたもの、例えば環境構築から基本的な文法の書き方までを丁寧に説明したもの、プログラミングをある程度経験している事を想定した中上級者向けのもの、例えば例題や演習を中心に書いていたり、実際の開発現場で使用する時のノウハウをまとめていたりするものがありますので、ご自身のレベルにあったものをそばに置いて学習を進めるといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?今回の講座で、COBOL言語は自宅でも十分学習できる事が理解頂けたことと思います。プログラミングの理解を深めるためには、数多くのサンプルプログラムに触れ、実際にプログラミングする事が重要です。ご自宅にプログラミングできる環境をまず準備し、インターネットや書籍から必要な情報やノウハウを収集する事で、効率的に学習を進めていっていただければと思います。
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