【COBOL勉強法】COBOL習得のための研修サービスをご紹介!|学習講座
COBOL習得の手助けになる研修サービスとは
近年のCOBOL研修サービスについて
プログラミング言語のCOBOLは、1960年に「COBOL-60」という公的な仕様が策定されてから、およそ60年が経とうとしています。60年の間に何度か仕様更新が行われているものの、その基本部分は変わっていません。
60年の間、様々なITソリューションが提供されていますが、COBOL言語は今なお、金融機関や保険会社等、多くの基幹システムを支え続けています。オープンソースから企業レベルまで複数のコンパイラも提供されています。このようなプログラミング言語ですから、これらコンパイラを提供する企業、組織が中心となった、COBOL習得のための研修サービスがいくつか存在しています。
先日も開発現場で培われた研修プログラムや実装ノウハウを講義資料としてまとめ、それを外部エンジニアに講義して提供する、という事例がメディアで取り上げられました。今後もCOBOL言語の学習機会を補う様々な研修サービスが提供される事になるでしょう。
COBOL言語の研修サービスの種類について
ここではCOBOL言語の研修サービスの種類についてご紹介します。研修サービスの種類は主に対話型(講義型・体験型)と非対話型(eラーニング等)の2種類が存在します。
・対話型(講義形式・体験形式)
・「COBOLの概要」や「COBOLの文法」などを講師が持つ知識・情報を参加者に提供、説明する形式です。ある時は講師がファシリテーターとなり、実際のプログラミング言語を受講者に使ってもらうとともに、講師との対話や受講者同士の対話を通じて、受講者自身の理解を深めるといった事ができるのが特徴です。一方で、参加できる日程や場所が限られている事や、研修が終わった後の繰り返し学習に発展し難いという事があります。
・非対話型(eラーニング等)
・予め用意された教材を元に受講者が学習を進めていく形式です。教材は、DVD形式からオンライン形式まで様々ですが、パソコンやスマートフォンで学習できるものは、受講者の時間や会場の移動などの負担を減らし、個人のペースで学習を進められる特徴があります。一方で、提供されている教材の中で理解が難しいものがあった場合に、その場での解決が難しいというケースが出たりします。
COBOL言語の研修サービスのご紹介
COBOL言語の研修サービスの種類について理解いただいたところで、ここからは具体的に提供されている研修サービスについてご紹介していきたいと思います。
・富士通ラーニングメディア
・講義形式として、COBOLプログラム(基礎編)、COBOLプログラム(応用編)があります。基礎編の概要は、COBOLの基本的な文法(ファイルの入出力、計算、帳票印刷の3つの処理)についての講義、実習としては、プログラム仕様書から領域図、フローチャートの作成、コーディングを行います。また、eラーニング形式としては、COBOLプログラミング基礎があります。内容としては講義形式と同等のものをeラーニングとして受講できるようになっています。
・日立アカデミー
・集合研修形式として、COBOLプログラミング(基礎編、応用編)が提供されています。オーダー研修として新人向け研修や後進育成などの企画相談等も行う事ができるようです。また、eラーニング形式も提供されており、クラウドにて提供される実機を操作しながら学習できるのが特徴です。
・アイ・ラーニング
・IBMが提供していた研修サービスが前進になります。集合研修形式として、COBOLプログラミング演習が提供されています。COBOLの基本文法を学習し、ファイルの入出力・グループ制御(コントロール・ブレーク)・テーブル処理・マッチングなど、メインフレームでよく使うロジックのプログラムが書けるようになる演習が行われます。その他、CD-ROMやテキストによる教材の提供も行われています。
・Schoo 法人向けサービス
・「COBOL入門」や「COBOLシステムのITモダナイゼーション入門」などが学べるオンライン研修を提供されています。他の研修サービスと違い、研修内容を動画として提供しているのが特徴です。研修動画自体に個々のニーズに合わせた編集なども行う事ができるようです。
今後のCOBOL言語の研修サービスについて
最近ではテレワークなど、在宅で業務を行う事も珍しくなくなってきました。特に研修などの人が密集するサービスについてはその手法も今後変わっていく事が予想されます。
特に最近注目されている手法はWeb会議を利用した研修です。従来の会議室に人が集まって行うのではなく、受講者が自宅や各社会議室からリモートでWeb会議に接続し、そこで講師が説明を進め、受講者との対話を行う、対話型、非対話型の組み合わさった研修スタイルです。COBOL言語の研修サービスもこのようなスタイルがいずれ取り入れられる事と思います。
また、そのようなWeb会議では録画機能なども使われていますので、繰り返しの学習や他のメンバーへ受講を進めるなども容易に行う事ができるようになります。テーマも自分が知りたいところを中心に受講できるなど、時間・場所の自由度が増す研修が今後も増えていく事でしょう。
いかがでしたでしょうか?今回はCOBOL言語の学習の手助けとなる研修サービスをいくつか紹介させていただきました。研修サービスにもいくつか種類があるので、ご自身の学びやすいスタイルの研修から受講する事を考えてみてはいかがでしょうか。
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